クリニック名の後に「〇〇院」と称するクリニックを多く見かけます。〇〇の中にはほぼ「地名（都市や街の名称）」が入りますが、これはそのクリニックが1店舗だけでなく、他店舗展開している証です。

どんなクリニックが、どれくらいの数の店舗展開しているのか？「〇〇院」という名称は頻繁に目にするものの、実際はどのようになっているのかを知るべく、美容clinic総研の独自調査で、国内で5店舗以上店舗展開しているクリニックをピックアップしてみました。

クリニック抽出の条件は以下2点としました。

1. 美容外科と美容皮膚科の両方、もしくは片方でも複数の診療を提供しているクリニック

　※脱毛のみ、ダイエットのみの診療を提供してるクリニックは除く。

2. vol.11「美容クリニック店舗数ランキング（https://clinic.union-tec.jp/article/vol.11）で紹介したクリニック（ SBC湘南美容クリニック、東京美容外科、TCB東京中央美容外科、品川美容外科&品川スキンクリニック、共立美容外科、城本クリニック）は除く

まずは5店舗展開している全6クリニックをご紹介。

続いて、7店舗展開しているクリニック。

8店舗展開のクリニック。

9店舗展開は全国で2つのクリニック。

店舗数が最も多かったのは「ルシアクリニック」で16展開となりました。

CLINIC総研所長 石田のコメント

多店舗展開するクリニックがどこの都市、街に出店しているのかを見ると、それぞれのクリニックの出店戦略が見えてくるが、今回は対象となった12店舗が、東京、大阪、名古屋の3大都市の中で、どの街に出店する傾向があるのかを探ってみた。

多店舗展開するクリニックがどの街を重視しているかの数値で、今後多店舗展開の可能性を秘めているクリニックがどこに出店するかの一つの指標となるのではと考える。

まずは東京。12店舗中、最も出店率の高かった街は「銀座」という結果となった。

続いては大阪。東京都比較して出店対象の街が限定されており、「梅田」への出店割合が圧倒的に高い結果となった。

最後は名古屋。名古屋も大阪同様に出店対象の街が限定されており、「栄」地区への出店割合が圧倒的に高い結果となった。

大阪、名古屋に関しては出店対象地区が限定されるため、予想通りの結果となったが、東京に関しては、「銀座」への出店率が予想以上に高い結果となった。