もう「脱毛」だけじゃない!?
男性に人気の美容皮膚科施術とは?
所長 石田 毅
GMOインターネットグループのGMOビューティー株式会社が運営する、美容医療の検索・予約サービス「キレイパス by GMO」は、同サービスの利用者のデータに基づき、美容医療に対する意識を紐解く「美容医療年間人気ランキング 2023」を発表。2022 年に引き続き、2023年も「キレイパス by GMO」利用者の美容医療に対する意識がうかがえる「美容の悩み」「気になる部位」「人気の施術」「世代別人気の施術」「男性に人気の施術」の5つの分野でランキングを集計しました。

男女を合わせた調査結果である「美容の悩み」では、1 位は【シミ・そばかす】、2位は【毛穴・ニキビ跡(クレーター)】、3位は【しわ】と肌に関する悩みが上位を占めました。 2022 年は3位だった【体の脱毛】が9位と大きく順位を下げる一方、【顔の脱毛】がランキング外から新たに6位にランクインしました。2022年から2023年の購入件数の増加率は、VIO脱毛が+7.4%だったのに対し、顔脱毛は+51.2%と大幅に伸びました。また今年は、蓄熱式に比べ脱毛効果が早く感じられやすい、「ジェントルマックスプロ」をはじめとした熱破壊式の医療脱毛機器に注目する声がSNSなどでも見受けられました。

では、男性に人気の施術ランキングはどのような結果になったのでしょう?一般的に「脱毛」利用者がまだまだ多いイメージがありますが、実は3年連続で【ダーマペン】が1位に輝いており、続く2位~4位は、肌や口元をケアする施術がランクイン。 一方、「美容の悩みランキング」1位の【シミ・そばかす】を改善する【ピコレーザートーニング】が2022年の10位から5位に大きく浮上しました。さらに、【毛穴・ニキビ跡(クレーター)】に効果的とされている、ダーマペンの進化版ともいわれる【ポテンツァ】が9位に初登場しました。
従来、安定的にランクインしていた医療脱毛に加え、美肌施術が男性の間でも広く受け入れられている状況が垣間見られる結果となりました。
CLINIC総研所長 石田のコメント
男性の間に「美肌施術」が広まった事とコロナは切っても切れない関係にあるだろう。
実際、聖心美容クリニックが行った2023年の調査では、調査対象の男性20~40代の全世代が「コロナ禍で美容意識が高まった」と回答している。そして、コロナ禍で美容意識が高まった一番の理由に「マスクの影響で肌荒れを起こしたから」が挙げられている。
また、世代別にみると、40代では「オンラインは会議が増えて自分の容姿が気になるようになったから」が31.7%、2位にラインクインしている。
コロナ禍で「顔」に対して意識が向く機会が多かったこと、若年層だけでなく金銭的な余裕がある年齢層がコロナ禍ならではの生活様式で美容意識に目覚めたことが、人気の施術として【シミ・そばかす】を改善する【ピコレーザートーニング】が、脱毛を抜いて人気ランキングで大きく浮上したことと関係しているとも考えられる。
また、男性の美容意識の全体の底上げに貢献した事象として、メジャーリーグベースボールで活躍し今や世界的スーパースターとして、どの世代にも支持されている大谷翔平選手を、コーセーがその主力ブランド「コスメデコルテ」の広告に起用したことも無視できないのではないだろうか。実際 「コスメデコルテ」は 2023年12月期に過去最高の売上高を達成している。
10年前の男性の美容の象徴は「美容室」だったが、今は「脱毛」と言われていた。しかし、前述の調査結果からも、ジェンダーレスが浸透するスピード感からも、男性の間にも女性同様に美容医療、特に美容皮膚施術が積極活用される時代は想像以上に早くやってくるのではないだろうか。
資料


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