美容CLINIC総研vol.11
所長 石田 毅
「⼤⼿」の定義とは?
美容クリニック店舗数ランキング
市場規模がコロナ後、年々拡⼤している美容医療マーケット。その中で、意外に知られていないのではないかと思われる美容医療サービスを提供しているクリニックの店舗数トップ10を調査してみました。(美容CLINIC総研調べ。2024年6⽉現在)

店舗数は「湘南美容クリニック」が2位の東京美容外科と50店舗差以上をつけ、他クリニックを圧倒。100店舗を超えるのクリニックは3つとなりました。
「湘南美容クリニック」はグループ会社として「リゼクリニック」「ゴリラクリニック」を傘下に収めているため、グループとしては合計で215店舗となり、海外展開への2店舗進出も含め、最も積極的な経営を⾏っています。
美容外科、表皮膚科の両領域をカバーしている総合美容クリニック(医療脱毛などの特化型クリニックを除く)という観点でランキングを見た場合は、SBC、東京美容、TCB、品川美容、共立美容、城本という順番になりました。
CLINIC総研所長 石田のコメント
ここからはどこが「⼤⼿」に該当するのか を考えてみたい。俗に⾔う「⼤⼿3社」などの表現を使う場合、店舗数を基準にすると「SBC」「東京美容外科」「TCB」が美容クリニック界の「⼤⼿3社」と⾔うことになる。
しかしそもそも「⼤⼿」の定義とは曖昧であり、⼤企業と中⼩企業の定義が明確であるのに対して、「⼤⼿」という⾔葉には明確な定義はない。⼀般的に、業界内での⽴ち位置を表す際に⽤いられ、業界内で特に「規模が⼤きく」、「知名度が⾼い」会社を指すことが多い。
そこで「開業からの年数」が⻑いほど、知名度が⾼い可能性があるという仮説のもとにランキングを⾒た場合、以下のようなまた別の景⾊が⾒えてくる。

創業から30年を超えているクリニックが、品川美容、共⽴、城本の3クリニックとなる。
曖昧さを内包した「⼤⼿」の概念を美容クリニック業界で考えた場合は、そして美容クリニックの定義を「美容外科、美容内科の両領域のサービスを提供している」という、これまた曖昧さを 前提で考えた結果は、美容クリニックには「⼤⼿6社」があり、それは、規模から選出される、SBC、東京美容外科、TCBの3社と、歴史の⻑さという観点から選出される、品川美容クリニック、共⽴美容外科、城本クリニックの3社の合わせて「⼤⼿6社」と⾔って良いのではないかと思う。
現在、美容医療マーケットは成⻑しているので、店舗数を急激に増やすと同時に、TVCMの出稿量・出稿地区を急激に増やし、全国的に認知を向上させることで急成⻑しているTCBのようなクリニックや、湘南美容外科のように他クリニックを傘下に収めて店舗数を増やすクリニックが出てくることが考えられる。5年後には店舗数ランキングが様変わりしている可能性はある。
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