美容CLINIC総研vol.16
所長 石田 毅
ピコ?!ダーマ?!謎多き美容皮膚科のカタカナ治療メニューの語源を解き明かす!
「ピコレーザー」「ダーマペン」「ハイフ」などなど。
美容皮膚科の治療メニューにはカタカナ表記のメニューが多く、聞き慣れないカタカナ単語(ワード)が多い印象を受けませんか?
美容医療業界関係者でも、治療内容は知っていても、ネーミング自体の語源やその意味を知らない方も多いのではないでしょうか。
という皆さんの疑問!?を解き明かすべく、今回は主要な美容皮膚科メニューの中で、カタカナ表記のものをピックアップ。
そのネーミングの意味や何語なのかなど、語源を調査してみました。
ワード(単語)として聞き慣れないだけでなく、単語の「音」も不思議なニュアンスのものが多かったので、語源が英語ではないものも結構あるのではと想像していましたが、予想に反して、代表的なカタカナメニューの殆どが英語であることが分かりました。
単語の組み合わせがあったりするのが、聞き慣れないことの理由だったりするのかもしれません。
語源が分かった上で、それぞれのメニューの治療内容に触れると、治療内容がスムーズに頭に入りやすいのではないかと思い、治療名とその内容を説明したものもご紹介。
美容医療業界に携わる皆さんの一助になると幸いです。
CLINIC総研所長 石田のコメント
世界で最も話せる人が多い言語が英語(全世界の人口の約20%)であることを考えると、商品・サービスの名称をつける際に、英語を使用することは至極真っ当な手段であると考えられる。
違う観点から英語名が多いことを考えてみる。
まず、美容医療の全世界の国別市場規模。英語圏である北米の2023年の市場規模は181 億米ドル( 2兆8,598億円:1ドル158円換算)で世界一。
続いて、美容医療機器を開発・販売する企業の存在。主要企業とされているのが以下企業。北米の企業割合が圧倒的に高い。
•Bausch Health Companies Inc. (カナダ)
•Johnson & Johnson Services, Inc. (MENTOR) (米国)
•アッヴィ社(米国)
•キュートラ (米国)
•Merz Pharma (ドイツ)
•ガルデルマ (スイス)
•シエントラ社(米国)
•サイノシュア (米国)
•Apyx Medical (米国)
世界的な様々な観点から見ても、美容医療業界に大きな影響を与えているのが北米であることから、美容医療関連商品・サービスが英語になるのは必然と言えるだろう。
出典:Fortune business Insights https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E7%BE%8E%E5%AE%B9%E6%95%B4%E5%BD%A2%E5%B8%82%E5%A0%B4-102628
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