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お客様の声
Client
Active Age Clinic
院長 宮本 直政 様
アクティブエイジクリニック 様
https://activeage-clinic.com
埼玉県所沢市東住吉10-11
コネクト所沢 3B

アクティブエイジクリニック
宮本 直政 院長
保険診療では届かない医療へ
健康寿命を延ばす“第二のキャリア”としての挑戦
アクティブエイジクリニックの宮本直政院長。これまで一般内科を中心に幅広い診療経験を重ね、保険診療の現場で数多くの患者と向き合ってきた中で、「病気を治す医療」から「病気を防ぐ医療」へと軸を移した新たな挑戦をスタートされました。開業されたアクティブエイジクリニック は、未病や老化にアプローチする先進的な医療を提供しながら、ウェルエイジングやリバースエイジングを掲げることで心身ともに元気に年齢を重ねたいという人々のニーズに応える場となっています。シンプルでゆとりのある内装で、患者様にとってもスタッフにとっても心地よい空間づくりを実現。今後ますます高齢化が進む社会のなかで、50代以上のシニアにとって人生を自分らしく生き抜くための医療とは何か。その答えを模索する宮本院長にお話を伺いました。

再び医療の道へ、新たなテーマとともに
埼玉県所沢市に、私が最初に病院を開業したのは平成7年のことです。内科を中心とした総合病院としてスタートし、地域の皆さまの健康を支えるために全力で診療にあたってまいりました。急性期の患者様の対応から慢性疾患の管理まで、幅広い症状に対応するなかで、多くの学びとやりがいを得ることができました。気がつけば、医師としてのキャリアも40年を超え、年齢も60歳を過ぎた頃。そろそろ現場を離れて、ゆっくりとした時間を過ごしてもいい頃だろうと考え、病院の経営を手放す決断をいたしました。ところが、いざ日常から医療がなくなると、どうにも落ち着かない。性に合っていないというんでしょうか。やはり私は、医療というフィールドの中で、人と関わり、考え、試行錯誤することが好きなのだと、あらた めて気づかされました。一度は退いた身ではありましたが、もう一度、違った形で医療に挑戦してみたいという想いが、自然と湧き上がってきたのです。
そこで私が新たに掲げたテーマが、「ウェルエイジング(健康的に年を重ねる)」と「リバースエイジング(若返り)」でした。医師として長年、「病気の人を治す」ことに従事してきましたが、現代はそれだけに留まらず、「健康な人が、さらに元気で、美しく、若々しくあるためにはどうしたらいいか」という視点が、医療の中でも非常に重要になってきていると感じています。実際、2000年代に入った頃から、「老いとは何か」「加齢は止められるのか」といったテーマに対して、少しずつ科学的な知見が蓄積されてきました。それ以前は“老い”は不可避なものであり、仕方のないものとして受け入れるしかないという風潮がありましたが、近年はテクノロジーの進化により、エイジングそのものへの理解が進み、「若返り」や「健康長寿」は夢物語ではなく、現実的なテーマとして語られるようになってきています。
私自身、とくに50歳以上のシニア世代の皆様が、これからもアクティブに、前向きに人生を歩んでいけるように、医師として何ができるのかを考えるようになりました。そして、「ウ ェルエイジング」と「リバースエイジング」の概念を軸に、予防医療やアンチエイジング医療の可能性を追求することに、大きな意義と希望を感じるようになったのです。

自由診療という、60代の新たな挑戦
今回開業したクリニックは、これまで私が歩んできた保険診療中心の医療とは異なり、自由診療を主体としたものになります。場所は、かつて私が内科を中心とした総合病院を開業したのと同じ、埼玉県所沢市です。長年医療に携わってきた土地であり、地域の空気感や住民の方々の人柄、医療に対するニーズも肌で理解している場所ですので、新たなチャレンジをするうえでも、この「地の利」がある所沢は理想的な場所でした。所沢駅前は現在、再開発が進み、町としての魅力がさらに高まっています。もともと東京のベッドタウンとして知られてきましたが、今では“リビングタウン”としての存在感を増しています。アクセスの良さに加え、駅周辺には商業施設や文化施設も整い、自然豊かで落ち着いた住環境が広がっています。都心から一歩離れた静けさの中に、確かな利便性がある──このバランスこそ、私が考える「これからの医療」と非常に親和性が高いと感じたのです。
クリニックを立ち上げるにあたって、自由診療という特性上、一定の高級感や清潔感を感じていただける空間が必要だと考えました。とはいえ、私もすでに60歳を過ぎています。この先、自分自身がどれだけ現役を続けられるかを考えると、おそらく10年、長くても15年ほどではないかと思っています。そう考えると、莫大な予算をかけて贅を尽くした豪華絢爛な内装にするという選択肢は、私の中にはありませんでした。近年は建材の技術も大きく進化しており、本物の大理石を使わずとも、それに劣らない質感や風合いを再現できるフェイク素材も多く見かけます。そういった素材を上手に組み合わせ、コストを抑えながらも品格のある空間をつくることが、今の時代に合っていると私自身は感じていました。その考えを形にしてくれたのが、今回内装をお願いしたユニオンテックさんです。内装工事会社は2社ほど検討していましたが、対応の丁寧さ、提案の柔軟さ、そしてCGによる明確なイメージの提示など、ユニオンテックさんは非常にわかりやすく、安心感がありました。
さらに驚いたのは、ご担当いただいたデザイナーさんが、以前私が経営していた総合病院にご家族で通ってくださっていた元患者さんだったということです。偶然とはいえ、そういったご縁を感じられる出会いは、私にとってとても大きな意味を持ちました。昔から、私は「ご縁」というものを大切にしてきましたので、今回の 内装工事をお願いする決め手となったのは、理屈よりも直感だったのかもしれませんね(笑)。

ゆとりある空間設計と象徴的なエントランス
内装については、基本的にユニオンテックさんに一任しました。大まかなコンセプトや方向性だけを私から伝え、あとはプロの視点で最適な形に仕上げていただいたという形です。特にデザインに強いこだわりはありませんでしたが、私がお願いしたのは「ゆとりのある間取り」でした。もともと私は狭い空間が苦手で、どんなにデザインが良くても窮屈な場所では気持ちが落ち着きません。都内の一等地なら面積の制約もあり、どうしてもコンパクトなレイアウトになりがちですが、今回は広めの物件を契約できたため、その立地の強みを最大限活かしてゆったりとしたレイアウトを実現してもらいました。クリニックの中央に設けた待合スペースも、座席同士の間隔に余裕を持たせています。空間の余白は人の心にも余裕をもたらしてくれる——そんな思いを込めて設計をお願いしました。また、運営方針としても、大勢の患者さんを一度に受け入れるのではなく、診療数をあえて限定し、無理のない範囲で丁寧に向き合っていける体制を目指しています。空間的にも運営的にも「ゆとり」は重要なテーマです。

とはいえ、自由診療を行う以上、一定の高級感や清潔感は必要です。ただし、過度なコストをかけるつもりはありませんでした。本物志向にこだわりすぎて予算を膨らませるより、現代の建材や工夫で品のある空間をつくる方が時代に合っていると考えています。ユニオンテックさんは、そのバランス感覚に非常に優れており、素材選びの相談にも丁寧に応じてくださいました。
また、私が唯一こだわったのが、エントランスから院内へと入る“入り口”のデザインです。アーチ状に設けたゲートにはライン照明を組み込み、患者さんがそのゲートをくぐることで気持ちを切り替えられるよう、象徴的な意味を持たせました。美容医療を受けるのは誰しも不安や緊張があるものです。綺麗になりたい、若返りたいという前向きな気持ちと同時に、葛藤も抱えています。そんな複雑な思いを持つ患者さんが、このゲートをくぐることで背筋を伸ばし、前向きな気持ちに切り替えられる導線を目指しました。
さらに、床のタイルカーペットも外から内へ段階的に柄を変化させて貼り分けています。これは心理的にも空間的にも「移行」を感じられるようにという狙いです。アーチの先にはミラーを多く設置し、施術後にご自身の姿を確認できるようになっています。このミラーの設置はユニオンテックさんからの提案で、空間を広く見せる効果もあり、とても気に入っています。患者さんがさりげなく自分と向き合う演出にもなっています。
こうして実際の面積だけでなく、心理的にも広さを感じられる工夫を随所に取り入れたことで、患者さんが自然体で過ごせる空間が実現し、私たちの診療スタイルにも深く結びついています。


人生の最期まで自分らしく過ごしていただくために
クリニックはまだ開院したばかりですので、今は実際に患者さんと向き合いながら、どのようなニーズがあるのかを模索している段階です。ただ、これまでの自分のキャリアと、今の時代に求められる医療の方向性を考えると、「病気になってから治す」のではなく、「未病のうちに対応する」というアプローチが、今後ますます必要とされていくと感じています。日本はすでに世界に類を見ない超高齢社会に突入しており、日本人の2人に1人が50歳以上という時代を迎えました。そのなかで、「年齢を重ねてもできるだけ長く元気でいたい」「自分らしく過ごしたい」と願う方が年々増えているのを実感しています。アクティブエイジクリニックは、まさにそうした方々が安心して訪れ、身体の内側と外側の両面から健康と美しさを高められる場所でありたいと願っています。
当院では、健康的に年を重ねていく“ウェルエイジング”と、体の内側から若返りを図る“リバースエイジング”の両軸で、前向きな医療を提供していきます。病気を治す保険診療には限界があるからこそ、自費診療という枠組みの中で、将来の健康を守るための予防的なアプローチが重要だと考えました。非侵襲的でリスクの少ない方法を中心に、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立て、丁寧な説明を心がける。外見の美しさだけでなく、体内から健康を引き出すことで、真の美しさを追求していきたいと考えています。カウンセリングに始まり、美容医療、点滴療法、漢方の処方、ダイエット外来など、多角的な医療を提供する体制を整えました。私自身、これまで長く医師として臨床経験を積んできましたが、このアクティブエイジクリニックで提供する医療においては、“新人”の気持ちでゼロからスタートする覚悟でいます。これからも積極的に最新の知識や技術を学び続け、自分自身も成長しながら、より多くの方の健康寿命を延ばすお手伝いができればと願っています。
現在の日本では、平均して8〜10年もの「介護期間」が人生の終盤に存在すると言われています。もちろん、誰も が病気や老いを避けられるわけではありませんが、できることなら人生の最期まで自分の足で歩き、行きたい場所へ行き、会いたい人に会い、食べたいものを食べられる──そんなふうに日々を過ごしていただきたい。それが、私がこのクリニックを通じて届けたい医療であり、私自身の切なる願いでもあります。

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