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お客様の声
Client
PIONE BEAUTY CLINIC
院長 山本 晃義 様
PIONE BEAUTY CLINIC 様
院長 山本 晃義 様
https://pione-beautyclinic.com/
東京都新宿区西新宿7-10-1
オーガード新宿6F

ピオーネビューティークリニック
山本 晃義 院長
意匠に無関心だった医師が挑んだ
唯一無二のクリニックデザイン。
大手美容クリニックで研鑽を積み、数多くの症例と向き合い、確 かな技術と信頼を築いてきた山本晃義院長にインタビューしました。
意匠や空間づくりに関心が薄かったという先生が、ブランディングを担当するプロデューサーやユニオンテックのデザイナーと二人三脚で理想を追求し、唯一無二のデザイン空間を実現された過程には、“与えられた環境で努力する”という意識から、“自ら理想を形にする”という大きな意識転換がありました。
美容医療に対するまっすぐな想いや、開業を経て得た変化について率直に語っていただきました。

唯一無二の“映える”空間へ
今回、新たに美容クリニックを開業しました。とはいえ、まったくの新規開業というわけではなく、これまで数年間にわたって運営してきたクリニックの「拡大移転」です。移転前のクリニックも、今回の場所と同じ新宿にあり、利便性などには満足していました。しかし、スペースには限りがあり、業務の効率やお客様の動線、設備の面でも次第に課題を感じるようになっていました。ありがたいことに通ってくださるお客様の数も年々増え、より多くの方に質の高い美容医療を届けていくには、物理的にも環境的にも次のステップに進む必要があると考えたのです。
もともと以前のクリニックは、フランチャイズ形態の中で私は雇われ院長という立場からのスタートしました。そのため、内装や空間づくりに関してはオーナーの方針が優先され、私自身が深く関わることはほとんどありませんでしたし、当時の私はそもそも空間デザインへの関心も薄く、「医療を突き詰めればそれでいい」と思っていたところもあります。
しかし、数ヶ月後にそのクリニックのオーナーになったんですが、いざ経営者として自らの手でクリニックを運営していく中で、美容医療を受けに来てくださる方にとっての「空間」の重要性を徐々に実感するようになっていきました。美容医療というのは、単に施術を受けるだけの場所ではありません。美しくなるという目的のなかには、気分を上げたい、特別な体験をしたい、という想いも確かに存在している。その気持ちに寄り添うには、施術技術だけでなく、過ごす空間そのものが与える印象や体験価値も大切なのではないか、と考えるようになりました。とくに以前のテナントは、飲食店が多く入る雑居ビルの一角にあり、利便性はあるものの、周囲の環境が持つ雑多な雰囲気はどうしても否めませんでした。美容クリニックに求められる「特別感」や「非日常感」を届けきれていない、そんなジレンマを感じていたのです。
そうした経緯を経て、今回の新クリニックでは“空間そのものが体験となる場所”を目指しました。韓国の最先端カルチャーの発信地であるソンス地区、そこに集まる感度の高いアパレルブランドや飲食店などの空間づくりにインスピレーションを受け、空間をイメージしました。金属や石、ファブリック、透明素材といった異素材を組み合わせ、どこで写真を撮っても映えるような、唯一無二の美容クリニックに仕上がったと感じています。以前から当院をご利用くださっていたお客様からは、「まるで草野球からメジャーリーグに上がったみたいですね」と冗談混じりにお声がけいただくこともありますね。確かに、空間の広さも設備の充実度も、以前とは比べものにならないレベルになりました。「写真を撮りたくなる」「来るたびに気分が上がる」といったお喜びの声をいただけるのは何よりの励みですよね。マテリアルやインテリアはもちろん、照明の照度や色温度にまでこだわ り、美しさを体感できる空間へと大きく寄与していると感じています。

医療だけでは伝わらない“想い”をどう届けるか
美容医療の道へ進むきっかけとなったのは、尊敬するある医師の存在でした。私はもともと麻酔科の医師としてキャリアをスタートしました。医療の中でも、縁の下の力持ちのような存在であり、患者さんの命を預かる現場でもありましたが、そんな中で出会ったその先生が、美容医療の魅力とその可能性を教えてくれたんです。「これからの時代、医療のひとつの選択肢として美容を極める価値がある」。そんなふうに心を動かされ、私も美容の世界へと進むことになりました。
その後、私は大手美容クリニックに勤務し、本格的にこの分野の世界へ飛び込みました。大規模なクリニックでは、非常に多くの症例を日々経験でき、あらゆる悩みやニーズに対して柔軟に応えていくスピード感と現場力が求められます。年齢・性別・悩みの種類も実に多様で、お客様一人ひとりの求める「美しさ」の形は千差万別。そのすべてに正面から向き合っていくことで、「美容医療は総合力である」という考え方が、私の中で確立されていきました。
そうした経験を通じて、私は「美容医療を多角的に、深く提供していく」ことを、自身の信念とするようになりました。今回のクリニック移転拡大も、その信念の延長線上にある決断です。より多くのニーズに応えるためには、施術空間や医療設備の充実は欠かせませんし、お客様に安心して通っていただくためには、クリニックがどんな医療哲学を持っているかを外部に発信していくことも、また大切な責務だと感じるようになったからです。
そしてもうひとつ、大きな転機となったのが、「初めてクリニックを訪れるお客様にとっての入り口とは何か?」という視点を持ったことでした。何を見て、どんな印象を受けて、どんな期待を持って扉を開けてくださるのか。そんな体験をゼロベースで考え直す必要があると感じました。そういった様々な要素を見直す中で、今回のクリニック移転計画の骨子が、徐々に固まっていったのです。
ただ、そうしたクリニック像を頭の中に描くことはできても、それを現実の形にしていくのは簡単なことではありませんでした。私は医療者であり、周囲からは「物欲もなければ服にも無頓着」と言われるほど 、デザインには疎いタイプ。正直、美意識の高い方に来ていただくためには、このままではいけない、でも何をどうすればいいのかもわからない。そんなジレンマを抱えていたんです。そんな私にとって欠かせない存在となったのが、今回のクリニックを共に作り上げてくれた当クリニックのプロデューサーです。きっと、「プロデューサーなんて肩書きは違う」と本人は言うと思うんですけどね。ほんとにすごいプロデューサーなんです。本人的には、黒子のような存在として並走してくれたって感覚なんだとは思います。
最初は、SNSの発信を手伝ってもらう目的で関わってくれていたのですが、次第にメニュー設計やスタッフ体制、人事、そしてブランディング全般に至るまで、まさに“伴走者”として包括的に関わってくれるようになりました。それまで場当たり的だった運営体制を整え、私の“医療への想い”を丁寧にくみ取って整理し、言語化・構造化し、今回のクリニックへと、形にしてくれた。私の中にある“医療への情熱”を、外側へ届けるためのチャンネルを、すべて整えてくれたのです。この出会いがなければ、今回のような空間づくりも、ブランディングの形も生まれていなかったと思います。

この空間を通して「どんな時間が生まれていくのか」
美容クリニックにいらっしゃるお客様は、非常に美意識が高く、感性も豊かです。だからこそ、私たち医療提供側も、それに見合う空間でお迎えすべきだと考えました。そうした視点を持って、今回クリニックの施工をお願いしたのが、ユニオンテックさんでした。クリニックのコンセプトや理想のイメージを丁寧にお伝えしながら、「シンプルでありながら強い印象を残す空間」を目指して設計を進めました。全体のカラーベースはグレーに統一しつつ、石・ガラス・金属・ファブリックといった異素材を組み合わせることで、これまでの美容医療空間にはあまり見られなかった新しいデザイン性を追求しています。
目指したのは、最先端のアパレルショップや高級ブティックのような洗練された空間です。なかでもこだわったのが、クリニックの“顔”ともいえるエントランスからの受付エリアです。受付カウンターは、まるで岩を削り出したような無骨なボディに、ガラス天板を合わせた印象的なデザインに仕上げていただきました。そして、その前に配置したソファは、ユニオンテックさんがこの空間のためにオリジナルで製作してくださった一点モノ。圧倒的な存在感で、空間にとても調和し ています。今回の移転で契約したフロアは、以前の約4倍近くの面積があり、天井高も約3メートルと開放感のある空間です。そのスケールを活かすべく、インテリアには欧州ブランドの照明や家具を多く取り入れました。特に受付の照明器具は、クリニック名の「ピオーネ」にちなんでブドウの房をイメージしたもので、高級ホテルでしか見かけないようなものです。

施術室へと続くアーチも見どころのひとつで、こちらも岩を削り出したような造作。まるで洞窟を抜けて進んでいくような高揚感を演出しながら、非日常へと誘う導線に仕上げています。廊下にはライン照明を施し、天井には「水面パネル」と呼ばれる、まるで水が波打つような美しいテクスチャの素材を採用。そこに照明が当たると、まばゆいほどに煌めき、幻想的な雰囲気を醸し出します。
さらに廊下の一角には中待合を設け、そこにはピンクのファー素材のソファを配置しました。これもまた、他では見たことのない斬新なアイデアで、来院される方の記憶に残る空間になっていると思います。
こうして一つひとつ、デザインが形になっていく過程を間近で見てきた私自身、まるで初めてこのクリニックに訪れるお客様のような気持ちになり、驚きと感動の連続でした。当プロデューサーとユニオンテックさんの綿密なキャッチボールをそばで見守りながら、私自身が一番学ばせてもらったのではないかと思っています。そして気づけば、これまで自覚していなかった“美意識”が、自分の中にも芽生えていた——それが今の率直な心境です。
この空間を通して、どんな時間が生まれていくのか。お客様とともに、私自身もこれからが楽しみで仕方がありません。


新宿から、美容医療の新しい景色を
意匠性だけでなく、医療空間としての機能性にも徹底的にこだわりました。バックヤードはクリニックの中心に配置し、各施術室に最短でアクセスできる動線を確保。お客様と交差することなく、機材やスタッフが移動できるように設計し、チーム医療の質の向上にもつ ながっています。
当クリニックが目指すのは、新宿のランドマークのひとつになること。全国からお越しいただきたいという想いがあります。遠方の方にも快適にご利用いただけるよう、ロッカーの設置やパウダールームの整備をはじめ、コーヒーマシンも厳選してご用意しています。美容医療は施術の質だけでなく、体験としての満足度も重要だと考えています。
今後の展望としては、さらに多様な施術に対応できるドクターにも参画していただき、チームとしての専門性を高めていきたいと考えています。自分にできないことを担ってくれる仲間が増えることは、お客様の選択肢が広がるという意味でも、大きな価値だと思います。
今回のクリニック移転は、私自身の大きく意識が変わる転機となったのは間違いありません。これまでの私は「与えられた場所で頑張るタイプ」とでも言いましょうか。もちろん医療そのものには徹底的にこだわってきましたが、空間や表現に関しては無頓着というか、苦手意識があったように思います。ですが今回、当プロデューサーやユニオンテックさんとの二人三脚で理想とも言えるクリニックが完成しましたが、私の中にあった漠然としたクリニック像が、形を持ち始めました。この空間が完成した今、心から感じるのは「自信」です。こんなにも美しく唯一無二のクリニックをつくれた事実が、日々の診療にも新たなエネルギーを与えてくれています。周りの人たちにあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみに、当クリニックの名前には、私の原点とも言える想いが込められています。岡山県でブドウ農家を営む実家で育った私にとって、「ピオーネ」はただの果実ではなく、育てる喜びや手間、そして誇りの象徴でした。さらに「ピオーネ」はイタリア語で“開拓者”を意味します。この言葉のように、日本だけでなく、世界の美容医療を切り開いていく存在でありたい――そんな想いを込めて名付けています。
ピオーネクリニックでは、機器や薬剤は、効果と安全性を重視して厳選し、使い方や技術も日々ブラッシュアップしています。お客様に安心して施術を受けていただくために、SNSやYouTubeでの発信にも力を入れており、丁寧なカウンセリングとサポートを通じて、美容の“かかりつけ医”になれるよう努力を続けています。
美容は、一日で完結するものではありません。継続することで、本当の効果が見えてくるものです。だからこそ、通いやすい価格で最高の医療を提供することに、徹底的にこだわっています。
そして何より、美容医療には心を満たす力があると、私は信じています。お客様一人ひとりが「自分をもっと好きになれる」ように。その笑顔が、きっと周りの人の幸せにもつながっていく。私はそう信じています。
「何から始めたらいいかわからない」「美容クリニックがちょっと怖い」そんな方こそ、ぜひ一度ご相談にいらしてください。私たちはいつでも、皆さまの最初の一歩に寄り添える存在でありたいと願っています。新しくなったクリニックで、心よりお待ちしております。

PIONE BEAUTY CLINIC








































