Voice
お客様の声
Client
plume clinic
院長 向山 綾子 様
plume clinic 様
東京都新宿区新宿5-17-14
テイケイ新宿ビルヂング7F

Plume Clinic(プリュムクリニック)
向山 綾子 院長
飾らず、まっすぐに。
信頼で磨く豊胸医療の信念。
脂肪注入による豊胸を専門に、数多くの症例を重ねてきた美容外科医・向山綾子先生。
“あやこむ先生”の愛称で親しまれ、SNS を通じての情報発信や、
全国からの指名来院など、厚い信頼を集めてきました。
その向山先生が新たなステージとして選んだのは、激戦区・新宿でのクリニック開業。
「患者さまに必要のない、自分のこだわりは極力削ぎ落とす」
医療そのものにフォーカスするという姿勢は、内装デザインや導線設計にも色濃く表れています。
過度な演出を避け、清潔感と落ち着きを備えた空間で、丁寧なカウンセリングと確かな技術を提供する。
今回は、そんな向山先生が大切にする診療スタイルについて、お話を伺いました。

女性医師としてのこだわりと、患者様との向き合い方
私 はこれまで、大手美容外科クリニックで多くの経験を積ませていただきました。そこでは本当にたくさんの患者様が日々訪れ、多様な症例と向き合う機会に恵まれました。その経験は、私にとって医師としての腕を磨き、成長するためのかけがえのない時間だったと思っています。オペの件数も非常に多く、現場のスピード感や責任の重さも含めて、医師としての土台を築けたのは、まさにその環境のおかげです。
私は、美容外科医として豊胸と脂肪吸引を専門にしています。女性医師で豊胸を専門としている方は全国的にも決して多くはありません。さらに、脂肪吸引をセットで行うとなると、体力も集中力も必要な外科的手術になります。実際、手術の負担は決して軽いものではありませんし、体力的にも精神的にもタフさが求められる領域だと感じています。それでも私がこの分野にこだわるのは、女性としての視点で、患者様の希望や不安に寄り添えることが強みになると信じているからです。もちろん、医師としての実力に性別は関係ありません。ただ、患者様の立場に立ったとき、特に身体に関わるデリケートなご相談では、同性の医師のほうが安心して話せるという方も少なくないように感じています。だからこそ、当院のスタッフはすべて女性にこだわりました。受付や看護師も含め、すべてのスタッフが女性であることで、患者様がより安心してカウンセリングや施術に臨める環境を整えたいと考えています。
私が特に大切にしているのが、初診時のカウンセリングです。施術を行う医師として、患者様との対話は欠かせません。もちろん手術の技術は重要ですが、その技術を活かすためにも、まずは丁寧なカウンセリングが必要だと考えています。「お胸を大きくしたい」というご希望ひとつとっても、お体の状態や肌の張り、脂肪の質などは人によってまったく異なります。ですから私は、どんなご希望に対しても安易に「できますよ」とお答えすることはありません。はっきり言いすぎると感じられるかもしれませんが、医師として無責任な言葉は決して口にしないことを信条としています。カウンセリングでは、お話を伺うだけでなく、実際にお体に触れさせていただき、皮膚の状態や質感などを確認します。特に脂肪注入による豊胸を希望される場合、皮膚の状態や張りは非常に重要な判断材料になります。そういった細やかな観察や確認も含めて、私たち女性医師だからこそできることがあると感じています。そして、カウンセリングという最初の出会いを通して、患者様に「この人なら任せられる」と思っていただけるよう、丁寧な時間を積み重ねていきたいと考えています。

開業という選択と、自分の医療を貫く覚悟
勤務医として働いていた頃、環境に不満があったわけではありません。むしろ大手クリニックは体制も整っていて、安心して働ける場所でしたし、日々多くの患者様に出会える刺激的な日常の中で、自分自身も成長できたと感じています。ただ、そんな中で次第に湧いてきたのが、「もっと丁寧に、もっと深く、一人ひとりの患者様と向き合いたい」という思いでした。先ほどもお話ししたように、私にとってカウンセリングは施術と同じくらい大切な時間です。でも、大きな組織の中ではどうしても時間の制約があります。じっくりお話を聞くことや、細やかな身体の確認を十分に行うには限界がありました。だからこそ、自分の理想とする医療の形を実現するには、自分でクリニックを持つしかない。そう確信したことが、開業を決意した一番の理由です。
「医療で勝負したい」――これが私の原点であり、今もクリニックの根幹にある信念です。美容医療というと、どうしても華やかさやイメージ先行になりがちですが、私にとっては本質的に「医療」なんです。しっかりと技術を届け、誠実に結果と向き合い、患者様に安心して受けていただけること。それこそが私の目指す美容医療であり、開業したクリニックの使命だと思っています。よく「クリニック名にはどんな由来があるんですか?」と聞かれることがあります。ちょっと驚かれるかもしれませんが、実はChatGPT に名前のアイデアを出してもらったんです。意外に思われるかもしれませんが、本当の話です(笑)。名前にあまり強いこだわりがなかったというのが正直なところで、患者様にとっては、こだわりのある名称よりも“ここでどんな医療が受けられるか”の方がずっと大事だと思っています。同じように、クリニックの内装についても最初はそれほどこだわっていませんでした。もちろん、安っぽい雰囲気にはしたくなかったですし、機能性やコストは重視していましたが、細かいデザインまで自分で指示するようなことはなかったんです。そんな中でお願いすることになったのが、内装会社のユニオンテックさんでした。最初は「本当に全部お任せでいいんだろうか」と少し申し訳ない気持ちもあったんですよね。

医療のための空間、無駄のない美しさを求めて
開業にあたって、内装デザインは正直なところ“お任せ”に近い形でお願いしました。美容医療のクリニックというと、ラグジュアリーな装飾や派手なインテリアが多い印 象を持たれるかもしれませんが、私はそういった“いかにも感”があまり得意ではなくて。だからこそ、ユニオンテックのデザイナーさんが、私のそうした好みやスタンスを的確にくみ取ってくださったことが本当にありがたかったです。シンプルだけれど淡白ではない、落ち着きと品のある空間。全体をモノトーンで統一したことで、無駄な要素がそぎ落とされ、医療空間としての清潔感と、美容クリニックとしての洗練された雰囲気の両立が叶いました。過剰に女性らしさを打ち出すこともなく、かといって冷たい印象にもならない、ユニセックスでニュートラルなトーンは、私自身の性格や美意識とも通じる部分があり、とても居心地がいいんです。実は、最初は「いろいろ提案されすぎてしまうのでは」と少し構えていた部分もありました。でもご提案をいただくと、こちらが思うところにはしっかりと寄り添っていただけ、あとはすべてお任せというような、そんなちょうどいい距離感で進めてくださって。だからこそ、本当に安心できましたよね。


ご提案の中で私が特に気に入っているのが、エントランスから続く通路に設けた大きなミラーです。サイドにライン照明を入れていただいて、自然にきれいに写る“自撮りスポット”になっています。クリニックのロゴもさりげなくミラーに入れてあり、患者様にもフォトスポットとして楽しんでいただける場所になりました。ただ美しいだけでなく、こうした空間がSNS などでの情報発信にも自然とつながっていく、そんな工 夫も嬉しいポイントでしたね。また、物件自体が少し細長い形状だったため、レイアウトには少なからずこだわりました。限られたスペースの中で、部屋の配置や廊下の幅、動線の確保はすべて、日々の医療行為のしやすさに直結する部分です。ただ「きれいなだけ」では成り立たない、機能性と効率を最大化できる設計にしたいと思っていました。
そうして出来上がったこの空間は、私にとって“医療をまっすぐに届けるための器”そのものです。そしてこの場所を通して、これからどんな未来を描いていくか。まだ始まったばかりですが、ワクワクしながら思いを馳せています。

すべては信頼される医療のために、豊胸の未来を照らし続けたい
ありがたいことに、勤務医時代には豊胸の症例数で、全国の女性医師の中でもトップの実績を評価いただき、“豊胸女王”なんてちょっと照れてしまうような呼び名までいただきました。美容医療の現場では、あらゆる施術を経験してきましたが、その中でも豊胸という分野を専門に選んだのは、単に技術的な魅力だけではなく、「私自身が力になれる場所」だと感じたからです。実際、豊胸を専門にしている医師はまだまだ少ない。だったら、やるからには最先端で、トップでありたい。そう思いました。私にとっての“トップ”とは、単に知名度をあげて有名になりたいということではなく、結果としてより多くの症例を経験できるということなんです。症例が増えれば、知識も技術も磨かれ、それは最終的にすべて患者様に還元されていきます。ただひたすらに、信頼できる医療を届けたい。その一心です。
私の名前は「あやこ」と申しますが、勤務医時代には同じ名前の先生がいたんです。指名制の職場では、名前を覚えてもらうこともとても大切だったので、苗字の頭文字をとって「あやこむ」と名乗るようになりました。SNS などを通してその名前を覚えていただき、今では全国から「あやこむ先生にお願いしたい」と言ってご来院いただけるようになりました。開業して場所が変わっても、変わらず私を信頼して訪れてくださる患者様たちには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、たくさんの患者様を診ることで、医療のノウハウはさらに蓄積されていきます。患者様にとっても、私自身にとっても、良い循環が生まれていることを実感できるのは、何よりも嬉しいことです。
開業地として選んだ新宿は、美容医療の激戦区でもあります。でも、私にとってはこの町は“戦いの場”というよりも、“帰ってきた場所”という感覚に近いです。勤務医時代も新宿を拠点に、町田や千葉などさまざまな勤務地へ通っていましたから、土地勘もあり、どこよりも馴染みのあるエリアなんです。この町に根を張って、また一からスタートできることに、今は大きな喜びを感じています。近年、豊胸手術を前向きに選ぶ女性が増えていると感じます。美容医療がより身近になり、情報も得やすくなったことで、選択肢のひとつとして受け入れられるようになってきたのだと思います。脂肪注入やシリコンバッグ、ヒアルロン酸など、技術の進歩で方法も多様化し、それぞれに合った施術が選べるようになったのも大きな要因です。そして今は、自分の体や心にしっかり向き合う女性が増えている時代でもあります。そんな前向きな気持ちに応えられるよう、私自身もより良い医療を提供していきたいと思っています。もちろん、どの施術にもリスクはつきものですから、丁寧なカウンセリングや術後のケアを含めた信頼ある医療体制が必要不可欠だと考えています。
ここ新宿の地から、“あやこむ”として、これまでに積み重ねてきた経験を生かしながら、もっと多くの女性に、安心と自信を届けていきたいと思います。豊胸医療の未来が、もっと前向きで、もっと身近なものになるように――これからも、誠実に、まっすぐに歩み続けます。

plume clinic