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ECLA CLINIC
院長 緒方 善孝 様
ECLA CLINIC 様院長 緒方 善孝 様
https://ecla-clinic.com/
東京都港区赤坂3-9-3
赤坂見附駅前ビル 5F

ECLA CLINIC
緒方 善孝 院長
誠実な美容医療を届けたい。
その思いを映したクリニック空間づくりとは?
形成外科で基礎を磨き、美容医 療の第一線で経験を重ねてきた 緒方善孝院長。脂肪吸引や豊胸を中心に、顔から体まで一貫して バランスを捉える治療に強みを持ちながら、患者様一人ひとりと 丁寧に向き合う医療を大切にしてこられました。
今回開業された「ECLA CLINIC」は、清潔感と高揚感を穏やかに 融合させた内装が特徴で、訪れる方の気持ちが自然と整うよう 細部にまで想いが込められています。単なる美容施術の提供ではなく、 “自分をもっと好きになれる場所”としての役割を意識されているのも 印象的です。
自身の理想を実現するため、自ら環境を整えることを決意し 誠実な美容医療を届けたいという強い思いから始まった今回の開業。 その背景やクリニックに込めた願いなど たくさんお話を伺うことができました。

“プレイヤーであり続ける”ためのキャリア選択。
私は形成外科で基礎を学び、大学病院での経験を経て、美容医療の世界に飛び込みました。よく「大手の美容クリニックを経て独立したのですか?」と聞かれますが、私は最初から現場の規模よりも“誰に学ぶか”を重視していました。自分が身につけたい技術が明確にあり、そのドクターから施術だけでなく、患者様との向き合い方や細やかな配慮に至るまで徹底して学びたいと思っていたからです。 正直にいえば、当時は収入よりも学びたい気持ちの方が強く、「無給でもいいので勉強させてほしい」という一心だったように感じています。
また私は、もともと独立志向が強いタイプではありませんでした。どちらかといえば、経営者よりも、現場の一線で技術を磨き続けるプレイヤーでいたいという思いが強かったと思います。だからこそ、これまで複数のクリニックを経験し、それぞれの現場から得られる学びを積み重ねてきました。
美容クリニックは、立地によって患者様の層もニーズも大きく異なります。新宿・歌舞伎町では若い世代の患者様が多く、スピード感のある診療が求められます。一方、銀座では30代以降の方が中心で、落ち着いたカウンセリングや精密な仕上がりを重視される方が多くいらっしゃいます。場が変われば、患者様の期待値も求められるアプローチも変わる。その違いを体験できたことは、美容外科医としての土台をつくるうえで非常に大きかったと感じていますし、今回の開業にもつながっています。
そして今回、独立開業を決めた理由を一言でいえば、「生涯プレイヤーでいたいから」です。雇用されている環境では、自分が使う器具や薬剤、そして細かい部分を挙げればオペ時間の配分に至るまで、さまざまな制限が生じます。その中では、患者様にとっての最適解にどうしても届かない場面があると痛感しました。 自分が理想とする一例を積み上げ続けるためには、その環境を自ら整えるしかない。そう考えたことが、開業を決意した大きな理由です。

「輝く場所をつくりたい」理想の空間づくりに向けた試行錯誤と選択
私が今回の開業で目指したのは、単に美容施術を提供す る場所ではありません。美容医療を通して患者様に「喜び」や「幸せ」を感じてもらい、その体験が人生の輝きにつながるようなクリニックにしたいと考えました。クリニック名に“輝き”という言葉を込めたのも、その思いがあったからです。ご来院いただくたびに「前より自分が好きになれた」と感じてもらえるような、そんな場所にしたいと思っています。そしてその積み重ねによって、患者様の心や人生そのものが輝きを帯びていくことを目標にしています。
そのためには、空間づくりにも妥協してはいけないと考えました。施術だけでなく、クリニックという“場”そのものがポジティブなエネルギーを持ち、訪れた瞬間に少し気分が上がるような内装を実現したかったんです。患者様の期待や不安が混ざった気持ちに寄り添えるよう、五感で「ここなら安心できる」と感じてもらえる場所にしたい。そう思うほど内装へのこだわりは強くなりました。
実際に準備を進める中で、8社からプランや見積もりを取り寄せ、最適な内装づくりを模索しました。しかし当初、私が大きな判断ミスをしてしまったんです。設計・デザイン会社と施工会社を別々に依頼してしまったことで両者の調整がうまくいかず、計画が行き詰まってしまいました。設計図は理想的なのに、施工側がそのまま実現するのが難しい状況で、開業日も迫り、正直かなり追い込まれていました。
そんな中で手を差し伸べてくれたのがユニオンテックさんでした。こちらの状況を理解したうえで、限られた期間の中でも間に合わせるプランを提示してくださり、実際にスケジュール通りに進めていただけたことには感謝しかありません。デザインの魅力と施工の現実性、その両方を高いレベルで成立させてくださったおかげで、私が描いていた“輝きを感じられる場所”が形になりました。

清潔感と高揚感を融合させた空間設計
テックさんに驚かされたのは、私が細かく説明していないにも関わらず、こちらの意図を汲んで次々と形にしてくださったことです。当初、別の設計会社さんからいただいていたプランも悪くはありませんでしたし、トラブルはあったものの「設計案は使っていいですよ」という状況でしたので、その図面を参考資料としてテックさんにもお渡ししていました。ただ、そのデザインはとても無難で、正直に言えば物足りなさを感じていたんです。
そんな中でテックさんが提案してくださった案は、随所に私の“個性を取り入れたい”という考えをしっかり反映したもので、驚きと同時に感動がありました。具体的な言語化がしづらいニュアンスまで汲み取ってくださり、「あ、私が求めていたのはこれだ」と心から思えた瞬間が何度もありました。
私が内装づくりで大切にしたのは、医療機関としての清潔感と、美容医療が持つ高揚感を丁寧に融合させることです。脂肪吸引や豊胸などの施術は高度な医療技術を伴う分野ですから、医療機関としての信頼感は欠かせません。一方で、あまりに直線的で白く無機質な空間にすると緊張感が強くなりすぎてしまう。逆に、華美に寄せすぎると医療としての信頼性が薄れてしまう。そのバランスがとても重要でした。


そこで、角を“やわらげる”ようにラウンドしたデザインを随所に取り入れることで、緊張と安心のちょうど良い中間点をつくることを意識しました。まさにクリニックの顔である受付空間は、その象徴だと思ってい ます。間接照明を細かく配置することで清潔感と気品のある印象を両立させ、ご来院時にもお帰りの際にも気分が少し上がるような、そんな「輝き」を感じられる場所に仕上がりました。
さらに気に入っているのがVIPルームです。個性的な幾何学模様の壁と洗面ボウルの組み合わせが特別感を演出していて、ゲストを迎える特別な空間としてとても気に入っています。また、パウダールームやトイレといった細部にもこだわりを詰め込みました。ゴールドのニュアンスを差し込むことで、私が目指したクリニックのコンセプトを空間全体で体現できたと感じています。

患者様にとって“誠実な美容医療”を届けていくために
実は当院は、脂肪吸引や豊胸を専門と掲げていますが、実際には顔・体の幅広い施術に対応しています。ただ、あれこれと並べるのではなく、得意分野を明確にしたほうが、自分らしさや医療の軸がより伝わると考えました。ボディとフェイスは本来つながっており、脂肪を扱う施術を中心に、全体のバランスを見ながら治療を設計できることが私の強みです。
独立を決めた背景には、美容医療が“ビジネス色”に傾きすぎている現状への違和感がありました。流れ作業のようなカウンセリング、説明不足のまま進む施術、見積もりの乖離……。こうした状況に直面するたびに、「もっと丁寧に患者様と向き合える環境を、自分でつくらなければ」と考えるようになり、その思いが今回の開業へとつながっています。美容医療は決して安くありませんし、施術を選ぶには勇気が必要です。だからこそ、その方にとって無理のない範囲で、“いま一番輝ける選択”を一緒に見つけていきたいと考えています。
私が大切にしているのは、“相手の立場に寄り添う提案”です。小売店で、自社の商品よりも本当に必要なものを勧めてくれる店員さんに出会ったときのような、あの安心感を医療でも感じていただきたい。そんな考え方に共感してくれたスタッフが集まり、今のクリニックが生まれました。釣り広告や押し売りなどの不誠実な行為は一切せず、自信を持って提供できる治療だけにこだわる姿勢を、クリニックの“あり方”の中心に据えています。
自分の考えが空間として形になったことも、開業にあたり大きな意味がありました。華美さではなく、患者様が足を踏み入れた瞬間に心が落ち着き、前向きになれる場所でありたい──その思いが形になったことで、私たちが目指す医療の方向性もより明確になったと感じています。この空間が価値観を静かに伝え、安心して任せていただける後押しになれば嬉しいです。
これから歩みを進めていく中で、派手さより誠実さを、効率よりも対話を大切にしながら、美容医療の“本当に良い部分”を丁寧に届けていきたいと考えています。施術を通じて患者様が自分をもっと好きになり、毎日が少し軽やかに、そして輝くものになる。その瞬間を、この場所で共に重ねていけたら嬉しいです。

ECLA CLINIC








































