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Sugawara Gastroenterology & Endoscopy Clinic Nishi-Nippori Station, Arakawa

院長 菅原 一朗 様

荒川西日暮里駅前 すがわら消化器内科・内視鏡クリニック

https://www.sugawaracl.com/
東京都荒川区西日暮里5-14-1
太陽ビル 3F



すがわら消化器内科・内視鏡クリニック

菅原 一朗 院長


医療の本質を追究し続ける、

地域に根ざした新たな挑戦


これまでに5万件以上の内視鏡検査・治療に携わってきた、消化器内科医・菅原一朗先生。長年、組織に属する医師として診療に従事し、今回、地域医療への想いを胸に、自身のクリニックを開業されました。


開業にあたり目指したのは、患者にとっても、スタッフにとっても快適な環境が整った、信頼される医療の場。120坪の広い敷地を活かしたクリニック内は、導線に配慮し、安心して検査を受けられる設備の配置など、細やかな配慮がのもと設計。


働き方改革が進む中でも「医療の本質を追究する姿勢は失いたくない」という開業に込めた想いや、組織では実現できなかった医療への考え、そして地域に根ざした医療への思いをお聞きしました。



組織での15年を経て、地域医療へ──消化器内科医としての次なる挑戦


私はこれまで約15年間、大学病院およびその関連病院で消化器内科・内視鏡診療に従事してまいりました。日々の診療では、数多くの患者さまと向き合いながら、自らの内視鏡スキルを磨き続け、また後進の育成にも力を入れてきました。


振り返ると、その15年はあっという間でありながらも、とても濃密な時間だったと感じています。

現場では多くの症例に触れ、学会活動や研究も並行して行い、医師として、また一人の人間として大きく成長させていただいた時間でした。

特に内視鏡分野においては、検査・治療の精度を高めることはもちろん、患者さんにとって「いかに苦痛を少なく、安心して検査を受けていただけるか」を追求することに情熱を注いできました。

胃がん・大腸がんは、早期発見によって未然に防げる病気です。そのためには、内視鏡検査のハードルを下げ、多くの方に定期的に受けていただける環境を整えることが欠かせません。


私はこれまでに5万件以上の内視鏡検査・治療に携わってきましたが、その一件一件に全力で向き合ってきた自負があります。そんな日々の中で、同じ志を持つ仲間たちとともに、どうすればより良い医療を提供できるのかを語り合い、実践しながら過ごす時間は、本当に充実したものでした。


しかし、40代に差し掛かった頃から、少しずつ自分の中で「組織の中でやれることは、もうやりきったのではないか」という気持ちが芽生えてきました。大きな病院という環境の中では、多くのことができる一方で、患者さん一人ひとりとじっくり向き合うことの難しさも感じていました。


そんなとき、ふと目を向けたのが、地域で活躍されている先輩医師たちの姿でした。一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合い、地域の健康を支えているその姿に、大きな感銘を受けました。そして、私自身もまた、自分の手で一から場所をつくり、地域の方々の健康維持に貢献したいという想いが強くなっていきました。



開業へと背中を押したご縁と“直感”


もともといつかは独立開業を、という思いは漠然と抱いていました。ただ、どこで、どのようなかたちでやるかまでは具体的に決まっていたわけではありません。そんなとき、あるご縁がきっかけとなり、一気に現実味を帯びることになりました。


物件探しにあたって、自分の中でいくつか譲れない条件がありました。まず、内視鏡検査を中心に据えるクリニックである以上、一定以上の広さが必要になります。患者さんの導線、内視鏡室やリカバリールームの確保、機器の配置などを考えると、最低でも50〜60坪は欲しい。そして、駅からのアクセスの良さも大きな条件でした。年齢や体調に不安のある患者さんも少なくないだろうと考えると、駅近で通いやすいことは、クリニック選びの重要な要素です。さらに、ある程度の人口密度と都市機能を備えた場所が望ましく、結果として山手線沿線で絞り込んでいきました。また、そういった場所で開業することは自身のこだわりの一つでもありました。


そうして情報収集を続けている中で出会ったのが、現在のこの場所です。正直、もともと縁があったエリアというわけではなかったのですが、物件を見た瞬間、直感的に「ここなら自分が思い描いていた地域医療が実現できる」と感じました。建物自体は築年数の経ったものですが、駅前の立地です。また、内装はしっかりとリフォームされてました。さらに、ビルのテナントにはすでに眼科や歯科といった医療機関が入っており、いわば“医療モール”的な構成になっているのも心強かったですね。開業に向けては、医療コンサルタントの方にサポートしていただいていたのですが、その方のご紹介で、内装施工を手がけるユニオンテックさんと出会いました。


今回の物件は、立地や広さは納得していたものの、水回りの構造が特殊だったこともあり、施工を請けていただける業者さんが限られてくるということでした。案の定、複数社に問い合わせた中で「施工可能」と回答をくださったのはわずか数社。その中にユニオンテックさんが入っていたんですが、とにかく対応が非常に印象的でした。レスポンスが早く、こちらの希望にきめ細やかに応えてくださる姿勢、そして限られた予算の中でも最善を尽くそうとする熱意が感じられました。まだ自分が勤務医として働きながらの準備期間だったので、そうした誠実でスピーディな対応は本当に助かりました。


さらに、最終的な決め手となったのは「完成後のイメージをCGで見せてくれた唯一の会社だった」こと。空間デザインは、図面だけではなかなか全体像を掴みにくいものですが、CGによって視覚的に確認できたことで、大きな安心感につながりましたよね。



医療機能と快適さを両立した空間づくり


正直なところ、私は内装デザインに関してはまったくといっていいほど疎くて、意匠的なこだわりも特にありませんでした。ですから、デザインの細かい部分については、基本的にはスタッフに任せました。特に女性スタッフは細やかに気がつくところが多くて、逆にこちらが勉強になったくらいです(笑)。おかげさまで、すっきりとしていて、親しみのある空間になったなと思っています。


今回の物件は、敷地面積が約120坪とかなり広く、かつ敷地の形状が三角形という少し珍しいものでした。個人クリニックの規模を大きく超える広さだったので、正直、内装がどうなるのかまったく想像がつかず、不安もありました。デッドスペースが多くなるのではという懸念もあったのですが、ユニオンテックさんの設計では、そうした部分もできる限り有効に使っていただけました。



そのおかげで、ゆったりとした廊下や中待合スペースを確保することができ、検査前の患者さんにも落ち着いて過ごしていただける空間になりました。また、スタッフの動線もきちんと確保されていて、業務効率の面でも非常に助かっています。スタッフ用の休憩スペースもしっかり取れており、働く側にとっても快適な環境が整っています。専門機器や内視鏡用の設備、複数のベッドの配置に関しても、スペースを無駄なく活用しながら、うまく納めていただけました。


また、B工事に関する調整でもテック社さんの対応力の高さを実感しました。本来であれば、ビルオーナー側や工事業者とのやり取りや調整は少なからず施主である私が対応しなければならないですが、ユニオンテックさんはそうしたことにも知識と経験をもって臨機応変に対応してくださり、非常にスムーズに進行できました。


そうやって、完成したクリニックは、事前に見せていただいたCG通りで、設計や施工技術だけでなく、CGそのもののクオリティも高いものだったんだとあらためて驚きましたね。本当に理想通りのクリニックになったと感じています。実際の空間に立ったとき、「あのときのイメージがそのまま形になったな」と実感できたのは、設計段階での綿密な準備と連携のおかげです。




医療の本質を追究し、地域に根ざした信頼のクリニックへ


こうして無事にクリニックを開業することができたのは、ユニオンテックさんの的確なサポート、そして何よりもスタッフ一人ひとりの協力があってこそだと思っています。私自身、理想とする医療のかたちを実現するためには、環境づくりが非常に重要だと考えていましたが、その基盤が整ったことには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


昨今、医療の現場でも「働き方改革」が進んでいます。医療従事者が過度な労働から解放されることは、患者さんの安全を守るうえでも非常に大切な流れだと思います。ただその一方で、私には組織の中での働き方改革が、効率だけを重視した「流れ作業化」につながっていくのではないかという危機感もあります。


私は医療というものは、時間や労力を惜しまずに取り組むからこそ深まっていくものだと信じています。もしかしたらこれは古い考えなのかもしれませんが、そうした姿勢がなければ、医療の質は徐々に衰えてしまうのではないでしょうか。だからこそ、大きな組織の中では実現が難しかった医療への「こだわり」を、独立開業というかたちで形にしたかった。医療の本質を追究しながらも、スタッフと日々対話を重ね、現場全体が納得し合える勤務体制を築いていく。そんな柔軟性のある、しかし、芯のあるクリニックを作りたかったんです。


開業した今、その想いについてきてくれたスタッフの存在には、本当に感謝しかありませんね。私たちは「胃がん・大腸がんで城北地区から亡くなる人をゼロにする」という大きな目標を掲げ、日々取り組んでいます。これらは、適切なタイミングで内視鏡検査を受けていただければ、未然に防ぐことができる病気です。他院で検査が困難だった方、苦痛が怖くて受けるのをためらっていた方も、ぜひ一度当院へご相談いただければと思います。これまで5万件以上の内視鏡検査・治療を担当してきた私が、責任を持って診療いたします。また、血圧やコレステロールといった一般的な内科疾患のほか、コロナやインフルエンザをはじめとした発熱外来の患者さんにも、真摯に対応させていただきます。地域の皆様に信頼されるクリニックを目指して、これからも努力を重ねてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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